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Evernoteに「クイックノート」がやっときた!

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Evernote for Macに追加された「クイックノート」という機能がとても便利で快適で、遂に難しいことをしなくてもEvernoteをお手軽なメモ帳にすることが出来るようになりました。

Evernote for Mac の新機能クイックノートがすごいクイックで便利! | ごりゅご.com

これでDayoneとも、AtokPadとも私はおさらばできる!
少なくともMacから使うことはなくなるだろう。

これがずっと足りなかった。Evernoteは「完璧」だけれど、これだけはどうしても欲しかった。ほぼこのためだけにあれこれ使わなくていいものを使っていたと言っていい。

蛇足ながら、この種のものなしに仕事ができる人はすごいと思う。私はときどき1秒未満のうちに考えたことを忘れるので、こういうものがなかったらと思うと、陳腐な表現ながらぞっとする。

いまだに手描きのメモがなぜか自宅にあるように、ワンタッチでEvernoteにポストできるノートは絶対に必要である。キーボードをペンに持ちかえるまでの間なら、どんな記憶でも保持しておけるなどという自信は、私にはない。

(とても残念なことに、iPhoneの電源を入れるまでの間なら、どんな記憶でも保持しておけるという自信もない。だから紙のメモがなぜかある。最後まで生き残ったロディアと一本のペンだけは、駆逐できずにいる。使う機会はどんどん減ったが)。

とくに自分では(…すごい思いつきだ…)と感じるようなアイデアは、消滅していくのが速い。私の頭に浮かぶようなものでありながら、私の頭にはめったに浮かばないような発想だからだろう。

「佐々木正悟である」(というパラダイムを維持する)限りは、異物感が感じられるような発想でなければ、「佐々木正悟」は「すごい」とは感じないはずで、「すごい」と感じる発想は「自分らしくない発想」(この語に情緒的なものを込めないことが大事)なのだ。だから頭から消えるのが速い。ペンに持ちかえるのも難しい。(実際には時間の問題というより、行為を切り替えるとき「我に返ってしまう」ので頭から消えていくのだ。)

そうした発想が客観的に見て「すごい」かどうかは別問題。しかし客観的価値とは関係なく「保存しておく」ことができないと、えらい損をした気になる。なぜなら自分がすごいと思うことが、客観的にすごいと思うためにまず必要な条件だからで、思いついたものをキャプチャするのは、すごい発想を思いつくよりも、ずっとコストがかからないからだ。

タダ同然で大変なものを手に入れた。のに失った。というときにはとても残念な気持ちになるはずだ。よく考えてみれば大したものでなかったということは一般でも、失ってしまうとその「そうたいした発想でもなかったな」という確認すらできなくなるのだ。


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